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グレンモーレンジ

スコットランドで最も売れているシングルモルトウイスキーを生産するグレンモーレンジ蒸留所は、インヴァネスから北へ約30マイル離れた、テインの郊外に位置している。


スコットランドの蒸留所のほとんどが美しい自然環境の中にあるが、グレンモーレンジの所在するスコットランド北部のクロマティファース沿岸には訪問者が少なく静かで神秘的な魅力を持っている。

南にティーニニックとダルモア、西にほんの数マイルの場所にバルブレアと蒸留所が密集している魅力的な土地である。
グレンモーレンジ蒸留所は、1738年まで操業していた“マッケンジー&ガリーズ モーレンジ 醸造所”の跡地を使って、1843年にウィリアム・マセソンによって創業された。

1880年代半ばに、アルフレッド・バーナードがグレンモーレンジ蒸留所を訪れた際、
最も旧式で古風な蒸留所と書かれたが、蒸留所は1887年に再建され、ほとんどの施設は取り壊され、現在の構造の大部分はその時代からのものである。
グレンモーレンジは、テレビ広告を見たことがある人は誰もが知っているように、ゲール語で“静隠の谷”という意味である。
“ウイスキーを作るテインの16人の男たち”というフレーズも、世界各地の印刷広告によって知れ渡っている。
オークニー生まれの蒸留所マネージャーであるグラハム・ユンソンは、シングルモルトの製造には実際16人の男性が雇用されていてグレンモーレンジのハイランド・モルトウイスキーは、人間によって作られていると語る。
グレンモーレンジ蒸留所が他の蒸留所と比べて秀でている理由として、特にターロギーの泉から採取される硬質でミネラル豊富な水を使用していることが挙げられる。

他のスコットランドの蒸留所でも硬水を使用しているが、グレンモーレンジでは、その生産プロセスによってウイスキーに全体的なエレガンスさと複雑味が足され神秘的な形で貢献しているという。
インデペンデントボトリングへのウイスキーの供給は行っておらず、1980年以降、自社ボトル以外ではグレンモーレンジを買うことはできないとグラハム・ユンソン氏は説明している。
現在、ボトラーズが入手できるシングルカスクはソサエティのみである。

1843
稼働中
Tain, IV19 1PZ
ハイランド