日本支部30周年記念パーティー

4月16日(日)、渋谷駅前の東急プラザ渋谷の18階にある「CE LA VI Tokyo SKY BAR」にて弊社創立30周年を記念したパーティーを開催、総勢150名以上のメンバーにお越し頂き、当日はメンバー間の親睦を深めて頂きました。この度は、その一部となりますが、当日の様子を日本のメンバーの皆様にお届けいたします。

変化する天候の中でも大盛況のうちに進行

当日は14時からの開始にもかかわらず、その30分以上も前から会員様が入場口前に集まり始め、その後もエレベーターが18階に着くたびに多くの方々が受付前に到着。招待状と交換にストラップ付きのテイスティンググラスとドリンクカードが各々に手渡され、受付を終えた方から会場奥へと進んで行き、会員様方のその一連の様子からモルトウイスキーへの愛情や熱心さが感じられた。最終的には150名以上の会員様が来場。会場は来賓、主催者側スタッフ、行き交う同店のサービス・スタッフらで立錐の余地がないほどに賑わった。

 当日の天候は、パーティー開始前後は前日の雨から一転。やはりモルトウイスキーに魅せられた善男善女の集まりを象徴するかのように快晴。ところが途中、会が進むにつれ曇天から一時ゲリラ雷雨、雹に襲われ、猫の目のように変わる空模様で、時おり吹き込む吹き抜けの会場にもかかわらず、パーティーは大変な熱を帯びたまま進行した。

 本社(エジンバラ)から参加したマーケティング本部長のRebecca Hamilton(レベッカ・ハミルトン)が登壇し、乾杯の音頭で会はスタート。 レベッカはスコットランドから特別なボトルを持ってきてくれました。それはソサエティのスタートを象徴するボトル1.1です。これはパーティーのハイライトの一つでした。

その後、来賓として招かれた日本各地のソサエティにゆかりのある蒸溜所の代表者様から温かなお言葉を頂戴した。

乾杯用に用意されたのは「1.260」のハイボール

乾杯用には、晩春・初夏にふさわしいと弊社自慢の厳選された限定ボトル、“LOOK AT MY MUSCLES!/この筋肉を見て!”とタイトル付けされた「1.260」を選定。このオイリー&コースタルの味わいを持つSpeysideの熟成年数9年、アルコール度数59.5%、1st Fill Barrel/Bourbonの、季節にふさわしいとの爽快なハイボールが奢られた。

 バーカウンターでは福岡のBar Oscarの長友様がお祝いなのでとカクテルを提供くださり、絶品なカクテルの妙を披露しカクテルが供され、途中からは様々なパートナーバーの方まで参加、最終的には弊社のHamiltonとオンまでが参加し、盛り上がりを見せていた。それと同時に、CE LA VI Tokyo自慢の食事が次々と運び込まれ、このパーティーを記念してバーカウンターでは限定商品の提供、酒ブースでも高級ラインのThe Vaults Collectionアイテムや、オーストラリア限定ボトル等、多種多彩なボトルが70種以上も並び、その前には会員様たちの列が終始長く連なっていた。

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会員様から高評価の一味違う奥深い香りと味わい

参加された会員様の声をいろいろ聞いたが、なかには遠路はるばる北海道や九州から参加の方のもいらっしゃった。

1995年入会、都内から参加の入会歴28年の長きに渡る方は、「入会して(飲み)仲間がたくさんできた。SMWS創立以来の特長:「カスクストレングス(樽出し)」「ノンチルフィルタリング(冷却ろ過なし)」「ノンカラメル(着色しない)」が好き。市販の高級ウイスキーもいいけど、やはりここのウイスキーは一味違う。私にとってこの種の会は会員同士の交流や情報交換の場でもある」と。また、今回のパーティー参加で2回目だと話された千葉県からの30第前半にお見受けできる方は、ウイスキーの試飲とオードブルに舌鼓を打ちながら「こういう会ならではボトルが出されるのは、さすが。入会してからおいしいウイスキーに出会うためバーに行くことが増えた。即売会のような催しがあれば、なおうれしい」と満足げな顔を一層ほころばせ貴重な意見を話された。さらに、入会して5、6年とおっしゃる男性は「CODE:7が好き、SMWSのモルトウイスキーは、やはりクセのあるものが多い。逆を言えばクセのあるものしかない、そこがいい。提携のバーへもよく出かける」とご自分の推しと通ならではの鋭い感想を述べられた。

SMWS・モルトウイスキーファンならではの視点や鋭い指摘・意見が数多く寄せられたが、総じて皆様はパーティーを楽しもうという雰囲気だった。

 途中、天候の急変で吹き抜けのパーティー会場内のすぐ脇までも大粒の雨が打ち付けたが、参加した方々はそれもどこ吹く …の様子。モルトウイスキーを愛する紳士淑女の集まりにふさわしく、穏やかに、そして和やかにパーティーは進んだ。

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抽選会も盛り上がる

パーティーの各段階で日本各地の蒸溜所代表からのコメントを頂戴しながらパーティーは進行。貴重なウイスキーのテイスティング・セットやオリジナルのリスト・ウオッチなど豪華賞品が当たる抽選会に差し掛かると、会場のボルテージは最高潮。当選者が会場内にいないことも懸念されたがそれも杞憂に終わり、当選者は次々に挙手し登壇。とりわけこのパーティーでしか入手できないオリジナルのリスト・ウオッチ当選者の一人は、興奮した面持ちで「うれしー!」と第一声を上げ、感謝の弁を熱っぽく話された。

閉会の辞は元代表の福田から

酔いが進んでも、パーティーは賑やかさと華やかさの中にも整然と進行し、いよいよフィナーレ。閉会の辞は、SMWS Japan 元代表の福田から。

 福田は「2時間飲み続けるとどうなるのかを見るのがこのパーティーの趣旨」と軽妙なジョークで場を和ませ、最後に「We are the member」を参加者全員で唱和しようと呼びかけ、自分が「We are the」と言うから最後の「member」は皆さんでと持ち掛け「We are the member」と参加者全員でそのワードが唱和されると会員の心が一つとなり、まさしくフィナーレにふさわしい瞬間が訪れた。

 参加者様には各々、記念ボトルなどの濃緑色のトートバックをプレゼント、「蛍の光」の曲に送られつつ三々五々パーティー会場を後にしていったが、なかには話が弾んで会場を去り難い会員様もおられたようで、会場スタッフに促されるようにその場を後にされていた。  今回は一人もレッドカードを提示されることもなく、パーティーは大いに盛り上がり、そのまま無事に幕を閉じ、渋谷は夕暮れを迎えようとしていた。