ザ・スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティ

イベント・レポート
- Event Report -

●VIPツアー・余市レポート(会員番号W1049 古川 様)
 ゴードンMDをお迎えしての蒸留所コード116記念イベントは、北海道の地でクライマックスを迎えた。

 ニッカウヰスキー北海道工場では、竹鶴相談役並びに山地工場長にお出迎えいただき、新鮮な海産物を中心とした昼食と山地工場長の案内による工場見学の後、楽しみにしていた余市原酒の試飲となった。 いずれもシングルカスクで、熟成年数違いが5種と香味違いが5種。 日本ではよく行われている、樽・ピート香の強さ・酵母の種類等を変えての造り分けについて、ゴードンMDはどのように感じられたのだろうか。

 北海道工場を後にした一行は、116試飲&ディナー会が催される小樽ヒルトンへ。 当日のディナーは、ウィスキーを使った料理を配した特別コースで、どの料理もSMWSウィスキーの香味を損なうことなく素晴らしいものであったと思う。 ゴードンMDはスピーチで、余市の個性が製造工程や環境のどこに由来するのかを語られたが、その理解の深さには驚かされた。 また竹鶴相談役からは、今回の快挙がスコットランドで何の偏見もなく受け入れられたとのお話があり、その懐の深さに本場の伝統と心意気を感じた。

 116の4種類は全て新樽熟成。 116.1と116.4は500Lの大樽を使用しており、余市としては樽香が少なくバランスの良い穏やかな香味。 116.2と116.3は樽が小さいためか、チョコレートのような香味と噛み応えのある樽香に溢れている。どれも石造りの建物・石炭直火の蒸留釜・2、3段積みの熟成庫といった、古風でシンプルな蒸留所の魅力が詰まったウィスキーだ。

 他にも5周年記念ボトルなどの稀少なSMWSオールドボトルを楽しむことができ、ジャパニーズウィスキーの新たな船出を祝福した参加者にとって、忘れえぬ一日となったことだろう。

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